公開日:

2021/07/20 - 16:01

更新日:

2021/08/15 - 15:38

専門卒の3年目フロントエンドエンジニアが初転職するまでの話

専門卒の3年目フロントエンドエンジニアである私がはじめて転職活動をしたので、その記録をここに残しておきます。
あくまでも備忘録程度の詳細度ですが、私と近い属性の人に役立てば幸いです。

転職活動時の私のスペック

年齢

24歳

最終学歴

電子系専門学校のWebデザイン科卒

住居

東京都23区内(一人暮らし)

職業

Web A11yで有名な老舗Web制作会社のフロントエンドエンジニア

プログラミングスキル

なにをもってプログラミングスキルというのかはさておき、完全Webフロントエンド専業マンだったので、無知の知を得ているくらいにはWebフロントエンドに関するスキルを有していました。

ざっくりいうとHTMLやCSSなどはもちろんのこと、TSやVue.jsといった、いわゆるモダン開発に使うような技術はひととおり扱えて、仮に知らないものであっても基礎知識があるため、すぐに吸収できるような状態でした。
また、Web A11yで有名な会社に所属していたということもあって、基礎的なWeb A11y知識も持ち合わせていました。

Webフロントエンド以外のスキルでいうと、個人開発で触ったことがあるレベルのバックエンド(Node.js)とネイティブアプリ(iOS)のスキルを有していました。

転職の動機

転職の動機は以下の2点です。

  1. 継続的に1つ乃至複数のサービスを成長させていきたかった
  2. 単純にお給料をあげたかった

とくに、1点目の動機が強かったです。

前職場では、有難いことに新卒の時から多くのプロジェクトに携わらせていただき、さまざまな経験をさせてもらいました。ですが、その一方で受託制作という形態ゆえに継続的に1つのサービスを成長させていく経験がなかなか出来ず、歯痒さを感じていました。
そんな思いを抱えながら社会人3年目に差し掛かかったところで、2点目の転職動機やその他の細々としたことが引き金となり、「自分にはもっと合う場所があるはずだ!!」と考えるようになりました。そうです、私はいわゆる3年目病に蝕まれていったのです(?)。

その結果として3年弱(実務年数でいうと2年10カ月強)で前職場を退職して転職活動をするに至りました。

転職活動について

転職活動準備

私は落ち着いた状態で転職活動をしたいと考えていたため、職についている時には転職活動準備をほとんどしていませんでした。そのため、退職後から約3カ月の間で以下の転職活動準備を行いました。

  • 転職サイトへ登録
  • これまで業務でやってきたことの棚卸し
  • 自己分析
  • ポートフォリオサイトの作成
  • 自分のスキルを明示化するためにプロダクトをいくつか作成
  • 職務経歴書の作成
  • 履歴書の作成

転職サイトへ登録

これは転職活動民が最初期にやることですよね。
自分で言うのもなんですが私はかなりの面倒くさがりのため、以下の5つのダイレクトリクルーティング型の転職サイトのみ登録して、受け身の体制をとっていました。

  • Green
  • Findy
  • doda
  • Wantedly
  • 転職ドラフト

登録したとは書きましたが、実際に機能したのはWantedlyと転職ドラフトくらいで、他のサービスについては正直そこまで使っていませんでした(転職ドラフトについては別記事で、そのサービスの良さを記しているのでぜひご覧ください)。

ちなみに、エージェントサービス[1]については、なぜかあまり良い印象がなく、今回の転職活動では一切使っていません。ただし、自分の観測範囲上だとエージェントサービス経由で転職されている方が多いので、とくに拘りがなければエージェントサービスを使ってみるのもいいかもしれません。

これまで業務でやってきたことの棚卸し

その名の通りなのですが、これまで自分が業務で何をやってきたのかを通年および案件単位でまとめました。
これをしたことで、自分が業務でなにをやってきたのかということが可視化され、面談や面接の際に自分がなにをやってきたのか相手に伝えやすくなりました。

この作業は、退職前の1カ月ほど前からやっていたのですが、自分の携わった案件概要を3年分抽出するのは苦行以外のなにものでもなかったので、転職を考えている人は早めに行動しておいたほうが良いと思います(人間って意外と1カ月前のことですら覚えていないものです)。

自己分析

私は専門学校卒で、技術採用をしてもらった身であり、一般的な就職活動をしたことがありませんでした。
そのため、本格的な自己分析をするのははじめてだったので、とにかく念入りに分析をしました。

たとえば、自分の幼年期から今までの年表を作成して、そこから自分の持つ強みや弱みなどをさぐったり、自分の頭の中に漠然とあった短、中、長期それぞれの目標や夢を明確化しました。

結果的に、自分の考えの言語化であったり転職活動の軸の形成ができました。

ポートフォリオサイトの作成

”エンジニアの転職=ポートフォリオサイトを作成する”のイメージがあったので、2週間ほどかけてとりあえず作りました。

ただ、ポートフォリオサイト内には前職場の案件実績なども含めており、サイトを作り終えた後に「なんだか前職場を裏切っているような感じがするなあ」と感じて、結局一度も使うことなくお蔵入りとなりました。

自分のスキルを明示化するためにプロダクトをいくつか作成

ポートフォリサイトをお蔵入りさせたと先述しましたが、やはり自分の実力を知ってもらうためには、なにかしら形のあるものを見せられなくてはいけません。
ということで、自分の抱えている問題などをベースに複数のプロダクトを作成して、GitHub上にコードをアップロードをしました。

関連記事:

職務経歴書の作成

職務経歴書はmd形式で管理して、必要に応じてVS Codeを使い、そのファイルをpdf形式にして出力していました(pdf形式にした時の枚数が3枚に収まるように工夫しました)。
ちなみに職務経歴書のアウトラインは悩んだ末、以下に落ち着きました。

  • 職務経歴書
    • 基本情報
      • 氏名
      • GitHub
      • フロントエンドスキル
    • 職務経歴
      • 会社名と所属期間
        • 職務概要
          • 会社でやってきた職務の概要を記載
        • 実績
          • 直近3件の案件を抜粋して、その案件の概要であったり、どのような機能を開発してきたのかを記載(もちろん案件名などの守秘義務系はボカす)
    • 自己PR
      • 自分の強みであったり、次の会社で役に立つであろうポイントを2つ記載

履歴書の作成

今回選考を受けさせていただいたすべての会社が紙の履歴書不要とのことだったので、履歴書はJISZ8303(一般的な履歴書に使われているJIS規格)に沿ってHTMLで作りました。
なぜ、HTMLで作ったのかと言うと、志望動機などの項目欄の高さや位置などを柔軟に変更できるからです。あとは、私が求めるフォーマットの履歴書がネット上に落ちていなかったからです。

ちなみに、履歴書を自作する際の豆知識ですが、JISZ8303には名前欄や志望動機欄といった市販の履歴書で頻出するような項目を載せなくてはいけないという規定はありません。すなわち、履歴書に載せる項目は作る人の自由であるというわけです。

極端な話、名前欄がなくてもJISZ8303に準拠していると言えるわけですが、そんなことをすると履歴書と呼べなくなってしまうので、ある程度は市販の履歴書に書かれた項目を踏襲するとよいでしょう。

転職活動本番

先述した準備を終えた後、そこから2カ月強の間、カジュアル面談を含む転職活動の本番に挑みました。
今回の転職活動でカジュアル面談を受けさせていただいた会社は6社で、そこから選考に進ませていただいた会社は3社でした。

ちなみに選考を受けさせていただいた会社の結果は、1社1次選考落ち、1社最終選考辞退、1社合格です。

カジュアル面談について

今回の転職活動を通じて、はじめてカジュアル面談を経験したのですが、転職活動をする際は必ずこの面談を受けるべきだと感じました。また、その際は自分と同じ職種の方であったり、今後その会社に入社したらコミュニケーションを取るであろう方達に同席してもらうことが肝要であるとも感じました。その理由は簡単で、「選考を受ける前に、今後自分が働くであろう環境の雰囲気や、スキルレベルなどを知ることができるから」です。

選考を受ける前に会社の雰囲気やスキルレベルなどを知ることで、自分とミスマッチな会社に対して履歴書を書いたり、余計な選考期間を過ごす回数が減ります。それから、一緒に働くであろう方達と話をすることで、その職場での将来像がより詳細に見えきて、志望動機などがパッと思い浮かびやすくなります。

面接について

いずれの会社も1次面接は割と雑談ベースだったので、最初の自己紹介こそ声が震える場面はありましたが、比較的落ち着いて受け答えができていた気がします。
質問は技術的なものが多く、普段から目的などを意識してコード書いていた自分としては、そこまで詰まるような質問はありませんでした。
評価軸としては、技術面が大半を占めている印象で、次点で人柄などが評価されていたのではと考えています。

最終面接についてですが、1社のみしか受けていないのでこれが普遍的なものかはわかりませんが、「会社に入社してなにをしたいのか」を中心に問われたと記憶しています(緊張のせいで途中の記憶が飛んでいます)。
「なにをしたいのか」というのは自己分析の中で見出したつもりだったのですが、最終面接を通して、依然として抽象度が高いことに気付かされました。ここらへんに関しては自分1人だと気がつきにくいので、面接前などに友達や家族といった第三者に確認してもらうが吉です。
この最終面接での評価軸は、「その会社の目的を共に達成していく気持ちがあるのか」という意識的な部分だったのではと考えています。

ちなみに、1次選考を含めてすべての選考結果は早くて次の日、遅くとも4日後にはいただけました。

初転職活動を終えてみての感想

転職活動って思っていたよりも、めっちゃ時間がかかる!」というのが素直な感想です。

正直、長くて2カ月くらいで終わるものだと思っていたのですが、大幅に予定がずれ込み5カ月強もかかってしまいました。
ある意味で就活がはじめてだったということもあり、準備期間などの見積もりがガバガバだったというのが原因ですね(ガハハ)。

ちなみに、このガバガバ見積もりのせいで、もともと120万ほどあった貯金が、各社の選考を受けていた時期には家賃や生活費に削られ底をつく寸前でした。そういったこともあり、各社からの選考結果を待っている時は、明日への不安から鬱状態になっていました。

今だからこそ笑えますが、当時は身動きができないほどに精神がやられていました…。
皆さんが転職活動をする際は、「転職活動は時間がかかるものだ」ということを理解した上で、活動していただければと思います。そうすれば、私のような悲惨な目に合わなくて済むでしょう彡(^)(^)

おわりに

有難いことに最終面接を受けた会社とご縁があり、8月1日より正式にフロントエンドエンジニアとして働かせていただくことになりました。

人、サービス、会社の方針、どれをとっても素晴らしいとしか言いようがない会社だと思っており、その会社で働けることを今からとてもワクワクしています。
実際に働いてみてからじゃないとわからないことも多々あると思いますが、全力で次の会社に尽くして行くつもりです!


  1. 転職時に必要な諸々の作業などを仲介人が対応してくれるサービスを指しています ↩︎

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